
姿勢の悪さがもたらす意外な3つのリスク

姿勢の悪さがもたらす意外な3つのリスク
harvard health publishingより
姿勢が悪いと、胸焼けや尿もれ、便秘などの原因にもなります。
一日中机に向かっていたり、携帯をみたり、ソファでだらっとしていたりと、姿勢の悪さはあらゆる年齢の人々に悪影響を与えています。
ハーバード大学付属の病院で理学療法士を務めるMeghan Markowski氏は、
「姿勢の悪さは、首の痛みや背中の痛みなどを引き起こす可能性があり、重要な問題である」と述べています。
姿勢に関する問題
姿勢の問題としては、背中や首、腰の痛みなどの症状が上位に挙げられますが、
その他にも、身体のバランスの悪さ、頭痛、呼吸がしにくいなど、さまざまな問題があります。
今回は驚きの3つの問題をご紹介します。
1. 尿もれ
姿勢が悪いと、笑ったり咳をしたりしたときに少し尿が漏れてしまう「腹圧性尿失禁」が起こりやすくなります。
姿勢が悪いことにより、骨盤底筋が圧力に耐える力が弱くなることが原因の一つです。
2. 便秘になる
トイレでの姿勢の悪さ、膝を腰よりも低い状態で猫背になると、便秘を起こしやすくなります。
悪い姿勢では腹圧がかからず、排便が難しくなると言います。
便秘は、週に3回以下の排便、排便が不完全という感覚などが特徴です。
3. 胸焼けや消化の遅れ
食後の姿勢が悪いと、胃酸が食道に逆流して胸焼けを起こすことがあります。
ハーバード大学付属マサチューセッツ総合病院の消化器内科医Kyle Staller博士は、「姿勢が悪いと腹部に圧力がかかってしまい、胃酸が逆流してしまう。」と説明します。
また、姿勢が悪くなると腸の活動が悪くなるということも証明されています。
食べ物の消化不良の原因の一つに姿勢の悪さが関係しているということです。
姿勢の改善には、体幹の筋力と身体の柔軟性を高めるためのエクササイズやストレッチが重要です。
簡単にできる運動を紹介します。
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シーテッド・ニーリフト
1:腹筋の力をつける。
2:ボールまたは椅子に座り、足を腰幅に開き、両手を横下ろす。
3:息を吐きながら、右ひざと左手を天井に向かってまっすぐに持ち上げる。
4:スタートポジションに戻ります。
これを交互10回繰り返します。

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目標は、前にも後ろにも曲がりすぎていない、ニュートラルで真っ直ぐ伸びた背骨の姿勢です。
科学的にもこういったことが証明され、欧米でも問題になっている現代病
やっぱり姿勢は、奥が深いです。
綺麗な姿勢を手に入れましょう♪